今回のテーマは有酸素運動と無酸素運動です。

でも実は無酸素運動と言うと語弊があります。
無酸素運動は正確には有酸素運動もしているからです。

では有酸素運動とはそもそも何でしょう?
無酸素運動との違いは何でしょう?

この2つの違いは運動時のエネルギー源にあります。
運動、すなわち筋肉を動かすのは、
筋肉中の細胞にあるミオシンの酵素反応によって、
「ATP(アデノシン三リン酸)」が
「ADP(アデノシン二リン酸)」
に分解される時のエネルギーが使われます。

そしてこのATPの産生には3つのメカニズムがあります。

1.クエン酸によるTCAサイクルと電子伝達系
体の細胞内にあるミトコンドリアでつくられたアセチルCoAが
TCA回路と電子伝達系で処理されてATPを生成します。

この時に筋中、または血液中の糖・脂肪と酸素を使用され、
炭素、水、ピルビン酸(乳酸)に分解されます。
因みにミトコンドリアのこの能力は有酸素運動で向上します。

2.CP系 (非乳酸性機構)
筋肉中に貯蔵されたクレアチンリン酸がクレアチン+リン酸に分解され、
分解されたリン酸とADPがくっついてATPが生成されます。
この方法は単位時間当たりのエネルギー発生量は最大ですが、
10秒で枯渇します。

3. 解糖系 (乳酸性機構)
1と同じくブドウ糖を乳酸に分解しますが、
酸素は使用されません。
この方法も2には劣るが、
単位時間当たりのエネルギー発生量は大きく、
また容量は大きく30秒はもちます。

この3種類のうち、1が酸素を利用するので、
「有酸素系(エアロビック代謝系)」
2、3は酸素を利用しないので、
「無酸素系(アネロビック代謝系)」

と言います。

これら有酸素系、無酸素系のエネルギーが使われるのが、
いわゆる有酸素運動、無酸素運動になるわけです。
但し、無酸素系のエネルギーを使っている時でも、
有酸素系のエネルギーも使われています。

運動時はその運動の負荷により、
まず有酸素系のエネルギーが使われ、
負荷が強くなると無酸素系へ切り替わっていきます。
その為、どの運動が有酸素運動という事ではなく、
人それぞれの運動の負荷によって変わります。

例えば、ある人にはジョギングが有酸素運動でも
運動不足の人には無酸素運動になり、
ウォーキングが有酸素運動になります。

有酸素運動と無酸素運動の境界(※)は、
厳密には血中の乳酸値などで計測できますが、
計測が大変なためざっくりとした基準は、
 30分以上運動を続けられるかどうか
になります。

無酸素系の解凍系で分解された乳酸は、
酸素が補給されれば、再びエネルギー源として利用されますが、
補給が間に合わず蓄積すると、
血液が酸性に傾き、代謝を妨げるため、
筋肉が疲労します。
逆に運動後の血糖含有量がどれぐらい低下するか
で、その人の運動能力を計測する事もできます。


以上、長くなったので、今回はこの辺で…( ^_^)/~~~



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